2012年6月25日月曜日

Addictive Drums …恐ろしい子! (by月影先生)




Addictive DrumsXLN Audioという、スウェーデンのデベロッパーから発売されているドラム音源です。










Addictive Drumsの基本画面。




数あるドラム音源の中でも、Superior Drummer、BFDと共に"ドラム音源御三家"
と言われる程の、定番中の定番音源で、その操作性、取り回しの良さからプロの現場でも多くのミュージシャンに愛用されています。

とりわけアニソンにおいての使用率はドラム音源中No.1ではないでしょうか?


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使用例:(※ソースが無いものも含みます。)


桜高軽音部「Don't say "lazy"」   (テレビアニメ『けいおん!』EDテーマ)

ClariS「コネクト」 (テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』OPテーマ)

やなぎなぎ「ビードロ模様 」(テレビアニメ『あの夏で待ってる』EDテーマ)

輪廻のラグランジェ 戦闘シーンの劇伴



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最近のアニメ作品での使用例をざっと挙げてみました。

RO-KYU-BU!のアルバムでもバンドアレンジの曲で、全面的に使用されていましたよね!



けいおん!ではキャラソンから劇伴から、いろんな所で使われまくっています。
もう、Addictive Drumsがりっちゃんだと言っても過言じゃないさ!
ペロペロした・・・ゲフンゲフン。

※けいおん!ではMIXOSAURUSや生ドラムも使われてますよ。てへぺろ(・ω<)


でも、そうするとHipgigさんの立場ェ・・・。


意外と高いぞ!Hipgig



ビードロ模様みたいな打ち込みでエレクトロなサウンドの楽曲に、アクセント的に取り入れられる事も多いです。

中田ヤスタカ氏もPerfumeの楽曲中で使用しています。
(アルバム「GAME」収録 Puppy love)


その他著名ユーザーとしては、Max Martinとか。
(Backstreet Boys、Britney Spearsから、Katy Perry、Rihanna、Usher、果てはAvril
Lavigneまで手がける、スウェーデンの超々大物プロデューサー。)


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そんなADさんの、良い点と悪い点を箇条書きで。


良い点

・とにかく動作が軽快、読み込みが爆速。

・インターフェイス(操作画面)が非常に優秀。多機能で使いやすい。

・パラアウト(パーツごとに音を出力する事)がめっさ簡単。

 ・カウベルが Nice Sound. だともっぱらの評判。

・ロックなサウンド。アンビエンスを上げめにするといい感じに殺伐としてくる。

・よって、Addictive Drumsユーザーには、Number Girl好きが多い。

・クリスマスに一人で寂しく作業していると、スウェーデンから社員がわざわざ励ましに
    来てくれる。



悪い点

・スネアとハイハットにクセあり過ぎ。知っている人が聴いたらほぼバレる。

・みんな"Start Up"(最初に読み込まれるプリセット)使い過ぎ。

・クリスマスに一人で寂しく作業していると、スウェーデンから社員がわざわざ励まし
    来てくれるが、時と場合によっては、激しい怒りを覚える。
 (ワンクリックで、スウェーデンに強制送還可。)



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解説:


Addictive Drumsのデフォルトキット(購入した時に付属してくる3キット)はキャラ立ちがハンパないので、同好の志には、使ってるのが一発でバレます。
(使ってる人を見つけると謎の連帯感を得られます。)


弱点と言えば弱点なのですが、近年はそのキャラ立ち過ぎな音を逆手に取って、わざと目立つ使い方をしている人が増えて来ている気がしますね。

例えば、いわゆる打ち込みサウンドな曲に、わかりやすくロックっぽさを加える!
みたいな使い方ができる訳です。


打ち込みだってバレたくねぇよ!って人にオススメなのは拡張音源(Adpak)の導入です。

Adpak音源なら、決して、一聴してバレる様な事は無いと思いますのでご安心をw
これで弱点をばっちりカバーできます!

なので余裕がある人は、最初からAdpakと合わせて導入しても良いでしょう。
まずは、Retro Adpakあたりが無難かな?


あとは、パラアウトして個別にミックスすれば、いくらかADっぽさは緩和されるでしょう。



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僕はAddictive Drumsの最大の強みは操作性、機動力にあり!と思っています。

 

洗練された操作性の図。


実際に使ってみないと実感がわかないとは思いますが、ソフトウェア楽器は操作性が命!
と言っても過言ではありません。
操作画面の使いやすさ、機能性はかなりの重要ポイントなのです。


大容量のサンプルを使用した音源は確かにより多くのサウンド、奏法をカバー出来ますが、HDの容量やメモリの使用量にかなりの負担を強いります。


大量のMIDIグルーヴを収録していても、サーチ機能が乏しければ、目的のビートを探し出すのは、非常に困難です。
(その他のソフトシンセ等にも全く同じ事が言えます。以外と、そこに力を入れていない
メーカーは多いです。)


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Addictive Drumsはドラム音源の中では割と、後発の部類に入りますが、その分、他社のドラム音源の弱点がよく研究されていて、インターフェイスも非常に合理的で洗練された物になっています。

特に上でも書きましたがパラアウトの簡単さには感動すら覚えます!
ドラム音源は慣れてくると、絶対にパラ出しして、個別にミキシングしたくなるので、地味に嬉しいポイントですね。

あと、読み込みがとにかく速い!
プラグインの都合で、作業が中断しないって実はかなり大事ですよ。


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最近は、Addictive Drums購入でAdpakを一つプレゼント!みたいなキャンペーンをよくやってますので、買い時をお見逃しなく!


メーカー公式HP

http://www.xlnaudio.com/

日本代理店High ResolutionのHP

http://www.h-resolution.com/xln/AddictiveDrums.html



デモ版ダウンロード

http://www.h-resolution.com/xln/demo.html



「おまえはいつだって一人じゃないんだZE☆」(この後、速やかにお帰り頂きました。)








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